グラフ機能を使わずに、関数を用いて簡易的なグラフを作成することが出来ます。
その関数とは、【REPT】関数です。
『REPT』とは「Repeat」の意味を持つ関数で、文字列を”指定された回数”だけ繰り返して表示させることができます。

この機能を用いることで、数値の比較を視覚的に行うことが出来ます。
その際は、『=REPT(“△”,〇〇)』という数式を用います。
「△」：繰り返したい文字列を入力します。
「〇〇」：文字列を繰り返す回数が記載されたセルを選択します。
※もし、数値が100以上になってしまうなど、かなり大きくなることが予想される場合には、例えば「｜」のような幅を取らない文字を使うことをおすすめします。

項目の一覧を重複データを除いて1列にまとめたい！ そんなときに便利な関数が【TOCOL】関数と【UNIQUE】関数です。

【TOCOL】関数は、項目の配列にかかわらず1列にまとめてくれる関数です。
また【UNIQUE】関数は、一覧の中から重複するデータを除いた項目を表示することができます。
この2つの関数を使用することで、重複データを除いた項目を1列にまとめることができます。

数式を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：営業部とサポートの人員が分かれており、この名簿を一覧にまとめる
入力箇所：D2
使用した数式： =TOCOL(A2:B6,1)
数式の最後に加える数字は以下のものがあります。
「0」：すべての値を保持する (既定)
「2」：エラーを無視する
「3」：空白とエラーを無視する
必要に応じて使いわけてくださいね。

次に重複したデータを修正してきます。

入力箇所：E2
使用した数式：=UNIQUE(E2:E10)

これで重複したデータを除いた項目を一覧にすることができました。

Excel2021以前のものを使用している場合は、UNIQUE関数が使用できない場合もあるので、注意してくださいね。

Excelを使用してデータの抽出やレポート作成をしているとき、「複数条件に合うデータを一瞬で探せたら便利なのに…」と思ったことはありませんか？
そんなときに便利なのが【FILTER】関数 です。

【FILTER】関数を使用すれば指定した条件に合うデータを簡単に抽出することができるので、重複データなどのミスも防ぐことができますよ！

数式を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：一覧にまとめられたデータを項目ごとに分ける
入力箇所：D2
使用した数式：=FILTER($A$1:$A$9,$B$1:$B$9=D1)
『A1からA9、B1からB9のセルの中からD1と同じ値を持つデータを抜き出す』というイメージです。

今回の場合、同様にセルE2に関数式「=FILTER($A$1:$A$9,$B$1:$B$9=E1)」を入力しています。

上記数式における「$」は『絶対参照』を意味しており、$を付けることで「特定の位置・範囲にあるセルを必ず参照する」ように指示することができます。
また、特定のセル選択や範囲指定をした状態でF4を押すと、「$」を簡単に入力することができます。
※（PCの仕様によっては、Fn+F4で入力する場合もあります）

Excel2021以前のものを使用している場合は、【FILTER】関数が使用できない場合があるので、注意してくださいね。

Excelの基本的な関数のひとつである【SUM】関数。
【SUM】は英語で総計を意味し、指定した範囲の数値の合計を算出できる関数です。

数式を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：売上金額の合計を算出する
入力箇所：D6
使用した数式：=SUM(D2:D5)

このように、【SUM】関数を使用することで、指定した範囲の数値の合計を一瞬で算出することができました。

膨大な数の数値を自力で計算しようとすると、時間も労力もかかってしまいますが、関数を活用することで、ミスを防ぎながら作業の時短にもつながります！

Excelで集計をする際に、条件に応じて入力するセルを変えたいということはありませんか？
そんなときに大活躍する【IF・IFS】関数をご紹介します。

【IF】関数は「もし～だったら･･･する」のように、与えた条件に対して真偽をわけてデータを反映させる関数です。

数式を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：合格点である「75点」以上であれば○を、未満であれば×を入力する
入力箇所：C1
使用した数式：=IF(B1>=75,”○”,”×”)

数式をみてみると、『もし、B1が75以上であれば○を入力する。そうでない場合は×を入力』という条件式が入力されていて、条件の真偽によってデータが表示されていることがわかります。

× と表示させる部分を「””」に変更すると、空白の表示に変えることも可能です。

【IF】関数はひとつの条件しか入力することができませんが、【IFS】関数を使用することで、複数の条件を入力することができます。
IF関数とIFS関数をうまく使いわけることで、作業も効率的に進められますよ！

Excelで集計作業を行う際に、条件に一致するデータの数だけを数えたいということはありませんか？
そんなときに便利な関数が【COUNTIF】関数です。

【COUNTIF】関数は、「COUNT」と「IF」という文字列のとおり、ひとつの検索条件に一致するセルの数をカウントしてくれる関数です。

数式を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：テストの合格者、不合格者の人数を数える
入力箇所：F1・〈F2〉
使用した数式：=COUNTIF($C$2:$C$11,”○”)・〈=COUNTIF($C$2:$C$11,”✕”〉

数式を見てみると、『指定した範囲の中から、○に該当、もしくは✕に該当する数を数える』という式が入力されていて、条件に一致する数が表示されていることがわかります。

【COUNTIF】はひとつの条件しか入力することができませんが、【COUNTIFS】を使用することで、複数の条件を入力することができます。
是非、活用してみてくださいね！

Excelで集計をする際に、特定のデータに対応する値を効率よく抜き出したいと思ったことはありませんか？
そんなときに活躍するのが【VLOOKUP】関数です。

【VLOOKUP】関数は、指定した範囲の中から特定のデータに該当する値を縦方向に検索し、抽出することができます。

数式を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：お客様名簿の中から、複数のお客様に対する情報(電話番号・業種)を抜き出したい
入力箇所：F3・G3
使用した数式：F3：=VLOOKUP(E3,A3:C14,2,FALSE)
G3：=VLOOKUP(J3,A3:C14,3,FALSE)

数式を確認してみると、『=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索の方法]』が入力されています。中身を詳しく見てみましょう。

検索値：E3［髙橋 花子］
範囲：A3:C14［検索したい表の範囲を全て選択］
列番号：2［選択した範囲の中で左から○列目を表示させたいか］
検索の方法：FALSE［完全一致］（近似一致の場合はTRUE）

関数は難しいというイメージがあるかもしれませんが、ルールを覚えることで、簡単に活用できます。まずは活用することからはじめてみましょう！

【VLOOKUP】関数の応用編として、【XLOOKUP】関数があります。
この関数は「表や範囲から行ごとに情報を検索する」機能を持ち、あるデータを参照しながら対応するデータを抽出することができます。

【XLOOKUP】関数を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：お客様名簿の中から、複数のお客様に対する情報(電話番号・業種)を抜き出したい
入力箇所：F3
使用した数式：=XLOOKUP(E3,C3:C14,B3:B14)

数式を確認してみると、『=XLOOKUP,検索値,検索範囲,戻り範囲,[見つからない場合],[一致モード],[検索モード]』が入力されています。中身を詳しく見てみましょう。

検索値：E3［広告］
範囲：C3:C14［検索したい表の範囲を全て選択］
戻り範囲：B3:B14［取得したい値の範囲］

このように、【XLOOKUP】関数では、様々な列を検索値にすることが可能です。
また【XLOOKUP】関数では、1つのセルに関数を入力するだけで、複数の列に対して一気に検索をかけることも可能です。

【XLOOKUP】関数はMicrosoft 365のExcel、Excel 2021、Web版のExcelで使用できる関数です。活用する際は注意してくださいね。

Excelで表を作成する際に、条件に一致する数値の合計を出したいと思ったことはありませんか？
そんなときに便利なのが【SUMIF】関数です。
文字列や数値、日付など、さまざまな条件を指定して、一致する数値の合計を算出することができます。

使用シーン(例)：4月の売上表から商品別の販売数の合計を算出
入力箇所：F2
使用した数式：=SUMIF($B$2:$B$10,E2,$C$2:$C$10)

数式を確認してみると『SUMIF（範囲, 検索条件, 合計範囲）』という式が入力されていて、条件に一致する商品の合計販売数が表示されていることがわかります。

関数は難しいイメージがあるかもしれませんが、活用することで自然と身に付き、効率的に作業を進められるようになります。
まずは活用することからはじめてみましょう！

Excelでかけ算をする際に「＊」を使用して計算していませんか？
実は関数を使用しても簡単にかけ算をすることができるのです！
それが【PRODUCT】関数です。
数式を使用した具体例を以下でご紹介します。

使用シーン(例)：販売商品の利益額を計算する
入力箇所：E2
使用した数式：=PRODUCT(B2:D2)

数式を確認してみると『PRODUCT(数値)』と入力されていることわかります。

今回のようにかけ算をしたい数値が連続して並んでいる場合は、範囲指定でも計算ができますが、離れて入力している数値を使用する場合には、数値を一つずつカンマで区切ってくださいね。
（例）=PRODUCT(B2,C2,D2)

Excelで平均や割合を計算したときに、小数点の処理に困ったことはありませんか？
ホームタブ→数値グループの中にある、『小数点を増やす・減らす』から処理をすることもできますが、実は関数を使用するともっと簡単に処理をすることができるのです！

その関数が【ROUNDDOWN】関数です。
【ROUNDDOWN】関数は、指定された桁数で切り捨てをすることができます。
使用方法は以下の通りです。

ROUNDDOWN(数値, 桁数)
数値：切り捨ての対象となる数値を指定。
桁数：数値を切り上げた結果の桁数を指定。

数値：123.45
ROUNDDOWN(123.45,1)→123.4
ROUNDDOWN(123.45,0)→123
ROUNDDOWN(123.45,－1)→120

また、【TRUNC】関数を使用しても、指定された桁数で切り捨てをすることができます。
使用方法は以下の通りです。

TRUNC(数値, 桁数)
数値：切り捨ての対象となる数値を指定。
桁数：数値を切り上げた結果の桁数を指定。

使用する関数は違いますが、使い方は同じです。
また関数を使用することで、元となる数値にミスがあっても、その数値を修正すれば切り捨ての処理も自動で修正されるので、とても便利ですよ！

グラフを作成する時にやはり“グラフとデータの相性”が気になりますよね。
実は、使用するべきデータがグラフごとにある程度決まっているのです。
今回はその第1弾として、【棒グラフ】に関してご紹介します。

まず結論から申し上げると、棒グラフと相性の良いデータは『大きさを比較したいデータ』です。
『大きさを比較したいデータ』の具体例を以下でご紹介します。

・商品ごとの売り上げ
・時間帯ごとの交通量
・地域ごとの人口
・特定のキーワードの出現頻度

上記はあくまで一例ですが、カテゴリの比較や時間ごとの比較、頻度の比較、比率の比較などに用いられることが分かります。
また、棒グラフでの比較により、パターンや傾向の発見となり、ビジネスにも大いに役に立つことでしょう。

グラフの種類もたくさんあり、どれを使っていいのか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、今回は【散布図】の活用方法についてご紹介していきます。

散布図は、2つのデータに関連性があるかどうかを、点の散らばりから確認することができます。
では、どんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します

• 平均気温とエアコンの稼働率
• 製造物の比重と強度
• 各店舗の売上金額と客単価

上記は一例にすぎませんが、データの相関関係を知ることで、ビジネスの新たな可能性も広がるかもしれません。

グラフの種類もたくさんありますが、データにあったグラフを使用することで、よりわかりやすくまとめることができます。
今回は【折れ線グラフ】の活用方法についてご紹介していきます。

折れ線グラフは、時系列データの推移（変化）を確認することができます。
では、どんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。

• 売上データ
• 特定の商品における利用者数

上記の例は一部に過ぎませんが、うまく活用することで、新たなビジネスの可能性も広がるかもしれません。

複数の折れ線グラフを表示して比較する場合は、あまり数が多いとわかりにくくなってしまうので、注意してくださいね！

グラフの種類もたくさんあり、どれを使用したらいいのかわからなくなってしまうこともありますよね。
今回は【バブルチャート】の活用方法についてご紹介していきます。

【バブルチャート】は縦軸、横軸に加えて、点の大きさでもデータを表現することができるので、３つの異なるデータを比較することができるグラフです。
また、各点の大きさが異なり、泡（バブル）のように見えることから【バブルチャート】と呼ばれています。

では、どんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。

• PPM分析
• 事業所ごとの売上、利益率、従業員人数の比較

一般的なグラフと異なり、【バブルチャート】は3つの視点からデータを比較することができるので、今までとは違った新たな発見があるかもしれません。

3つのデータを比較する際には、是非活用してみてくださいね！

グラフにもたくさんの種類がありますが、今回は【積み上げ棒グラフ】についてご紹介します。

【積み上げ棒グラフ】は、同じ項目内のデータを上に積み上げて表現できるグラフです。
項目ごとの全体量の大きさが分かりやすく、全体量と各データの比較を直感的に示すことができます。

また、【100％積み上げ棒グラフ】を使用すると、データ全体の割合を複数比較することも可能です。

では、どんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。

• 各世帯の支出合計額とその内訳
• 総売上金額とその内訳

【積み上げ棒グラフ】は2種類あるので、示したいデータに合わせて使いわけてみてくださいね！

グラフにはたくさんの種類があり、どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。
今回は【円グラフ】についてご紹介します。

【円グラフ】は、全体に占める割合を示すことができるグラフです。
割合が大きいものから順に時計回りに表示されることが多く、視覚的にもわかりやすく示すことができます。

では、どんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。

• アンケート結果
• 市場分析

【円グラフ】は項目数が多すぎると、逆にわかりにくくなることがあるので、注意が必要です。

グラフの種類はたくさんあり、どれを使ったらいいのかわからなくなってしまいますよね。
でも、ポイントをおさえれば、使い分けもしっかりできるようになります。
今回は【レーダーチャート】についてご紹介します。

【レーダーチャート】は、複数のデータを一つのグラフに表示することで、全体の傾向を読み取ることができるグラフです。
項目の数に合った正多角形の形をしていて、値が大きいほど外に広がり、小さいほど中心に集まります。
また、値のバランスが取れているほど、正多角形に近い形になります。

では、どんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。

• 商品比較
• 企業の強み分析
• 選択肢の評価

【レーダーチャート】は、複数の線を描くことができますが、重ねて描きすぎると見づらくなるので注意が必要です。
線が多くなる場合には、複数のレーダーチャートに分けることで見やすくなりますよ。

たくさんの種類があるグラフ。今回は、保存した画像や写真でグラフをつくることができる【絵グラフ】を紹介します。

【絵グラフ】は、各項目に関係するイラストや写真を使用してグラフをつくることで、何を表したグラフなのか、より分かりやすく説明することができます。
また作成方法も簡単で、ベースとなる棒グラフを作成後、塗りつぶし（図またはテクスチャ）から画像を選ぶだけです。

では、どんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。
・商品の売上状況
・SNSのフォロー状況

【絵グラフ】は様々な方法でグラフ化することができますが、絵の形や色によっては、実際の数値とかけ離れた印象や誤解を与えることがあるので、注意してくださいね。

今回ご紹介するグラフは【帯グラフ】です。
【帯グラフ】は、各項目の構成比を表すことができます。帯全体を100%として、項目の構成比を分割する長方形の面積で示します。

次にどんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。
・市場分析
・アンケート結果

【帯グラフ】は並べることで、項目の構成比の変化も捉えることができます。
グラフにすることで視覚的にもわかりやすくなりますよ！

今回ご紹介するグラフは【ヒストグラム】です。
名前は聞いたことがあるけど、どんなグラフかわからないという方も多いのではないでしょうか？

【ヒストグラム】は対象のデータを区間ごとに区切った度数分布表を、グラフ形式で視覚化したもののことを指し、度数分布図とも呼ばれています。
また、ヒストグラムは品質管理の手法（フレームワーク）である「QC七つ道具」の1つとしても有名です。

次にどんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。
・時間帯別の売上の推移や購入者の年齢分布
・一人当たりの購買金額

【ヒストグラム】を作成することで、度数分布表を視覚的に分かりやすく表現することができ、データの分析にも役立ちます。
ぜひ活用してみてくださいね！

今回ご紹介するグラフは【箱ひげ図】です。
【箱ひげ図】は四角い箱の上下にひげが生えている形をしていることから、この名前がつけられました。

【箱ひげ図】はデータのばらつき具合を示す際に使用するグラフです。
データのばらつきはヒストグラムでもみることができますが、箱ひげ図は異なる複数のデータのばらつきを比較することができます。

また、箱ひげ図は四分位数を用いてデータの散らばりを表します。
※ 四分位数とはデータを小さい順に並べて、4等分したものです。

次にどんな時に活用できるのか、具体例をご紹介します。
・家賃相場：沿線や最寄りの駅を条件に、広さや間取りを条件として、家賃の相場がわかります
・売上分析：各商品ごとに「お店」や「売場」条件に設定し、売上の平均額等の相場がわかります
・顧客満足度：満足度を計りたい各部門ごとに図を設定すれば、強みと弱みがひと目でわかります

【箱ひげ図】を使用して分析をすれば、まわりとの差も1ランクアップすること間違いなし。
データにあったグラフを作成して、よりよい分析につなげてくださいね！

Excelで個数等を入力する際、例えば「○/○○」といった形で入力する場合があったとします。
この場合、Excelのデフォルトの設定によって自動的に日付変換されてしまうのをご存知でしょうか？

例えば「ケーキを10個作ったうちの1個が売れた」ことを表現したい場合、左図のように「1/10」と入力してしまうと、下図のように自動的に「1月10日」という形に変換されてしまいます。

こんな時に役立つのが、「’」(シングルクォーテーション)です。
入力したいデータの前に「’」を入力することで、自動変換を防ぐことが出来ます。
今回の場合、セルに「’1/10」と入力することで、そのデータは日付に変換されず1/10のままセルに表示させることが出来ます。

Excelの画面左上に絵文字のようなものが並んでいます。


この部分をクイックアクセスツールバーといいます。

実はこのクイックアクセスツールバー。自分好みにカスタマイズできるのです！
その方法をご紹介していきます。

画面左上の▼のボタンを押します。
すると、上記画像のように、ユーザー設定の一覧が表示されます。

チェックマークが入っているものが、今現在、クイックアクセスツールバーに表示されているものになります。
※環境により、項目が異なる場合があります

なげっぱのオススメは、
・上書き保存
・印刷プレビューと印刷
・元に戻す
・やり直し
です。

自分が使いやすいようにカスタマイズすることで、より快適にExcelを活用することができますよ！

表計算ソフトとしても有名なExcel。
表を簡単に早く完成させるために知っておくと便利な機能がたくさんあります。
今回は【オートフィル／フラッシュフィル】についてご紹介します。

【オートフィル／フラッシュフィル】は、セルに入力されている値や数式から、規則性のある値を自動入力してくれる機能です。
例えば「1」と入力してオートフィルをかけると、「１」の値がコピーされて自動で入力されます。

オートフィルをかけた際に、右下にオプションの設定ボタンが表示されます。
・セルのコピー･･･セル内に入力された値や数式がコピーされる
・連続データ･･･数字や日付などの連続データが入力される
・書式のみコピー･･･書式のみコピーされる
・書式なしコピー･･･数値や文字列のみコピーされる
・フラッシュフィル･･･入力された値から法則性を見つけ、それに従ってデータを自動入力する
このオプションを活用することで、より簡単に正確な表を作成することができます。

【オートフィル／フラッシュフィル】をうまく利用すれば、作業時間が今までの半分になるかも!?
ぜひ活用してみてくださいね！

Excelで表を作成する際に、行や列を追加するたびに書式を設定したり、数式の入力が面倒に感じたりすることはありませんか？
そんな方に是非活用してほしいのが、【テーブル】機能です。

【テーブル】機能は、セルの書式設定や色分けが自動で行われるので、簡単に整った表が作成できます。
また、並び替えや集計作業など、データの管理や分析もできるので、作業効率を格段にアップできます。

【テーブル】機能の設定方法をご紹介していきます。

1. 表を作成する
2. 作成した表を選択し、挿入タブ→テーブルをクリック
3. ダイアログボックスが表示されるので、表全体が範囲指定されていることを確認し、「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックを入れてOKをクリック
4. 表がテーブルに変換されます。
5. 見出しに追加された▼をクリックすると、並び替えやフィルター処理ができます。
6. テーブルデザインタブから表の編集や集計処理が追加でき、自分好みの表にカスタマイズすることができます。

一度使えば、この便利さがわかります！
是非、活用してみてください！

Excelで表を作成する際に、文字の色や大きさ、フォントなどを一括変換できるといいなと思ったことはありませんか？
そんなときに便利なのが【セルのスタイル】機能です。

【セルのスタイル】はフォントやフォントサイズ、表示形式、罫線、セルの背景などの書式設定が事前にまとめて登録することができます。

【セルのスタイル】の登録方法をご紹介していきます。

1. ホームタブ→スタイルグループ→セルのスタイル→新しいセルの選択を選択
2. スタイル名を変更し、書式設定から設定を行う
3. 設定が完了したら「OK」でとじる

活用するときは、スタイルを適用したいセルを選択し、ホームタブ→スタイルグループ→セルのスタイル→作成したスタイルを選択すると、設定した書式設定が適用されます。

また、作成したスタイルが不要になった場合は、ホームタブ→スタイルグループ→セルのスタイル→削除したいスタイルを選択し、右クリック→削除で消すことができます。

Excelの作業が効率よく進められるように、よく使うスタイルは登録しておくと便利です！

Excelで表を作った際に、入力方法やコメントを残したいということはありませんか？
そんなときに便利なので【メモ機能】の活用です。

【メモ】とは、紙の資料に付箋を貼って伝言するように、エクセルのシート上にメモを入力することができます。
（従来のバージョンでは「コメント」と呼ばれていましたが、【メモ】に名前が変わりました。）

では【メモ】の活用方法をご紹介していきます。

1. メモを付けたいセルを選択
2. 校閲タブ→メモを選択
3. 表示されるメニューから［新しいメモ］（④）を選択
4. メモ枠が表示されるので、メモの入力を行う

【メモ】がついているセルの右上には赤い三角が表示されるので、マウスポインタをかざすとメモの内容が確認できます。

【メモ】をうまく活用して、円滑な事務作業につなげましょう！

Excelには効率よく作業ができるように、役立つ機能がたくさん備わっています。
そのひとつが【オートコンプリート】です。

【オートコンプリート】とは、セルに文字を入力している途中で、同じ列に入力されている文字列が入力候補に表示される機能のことです。

便利な機能ではありますが、場合によっては作業の妨げになってしまうこともありますよね。
そこで【オートコンプリート】をOFFにする方法をご紹介します。

1. ファイルタブをクリック
2. オプション→詳細設定を選択
3. 編集オプションの「オートコンプリートを使用する」のチェックを外す
4. 「OK」をクリック

すると、オートコンプリート機能がオフになり、入力候補が表示されなくなります。
戻すときには、③編集オプションの「オートコンプリートを使用する」にチェックをいれるだけ！

状況に応じてオートコンプリート機能を使いこなしてみてくださいね！

Excelでの作業時、セルを選択した状態で 【Enter】を押すと、その下のセルが選択された状態になります。これはExcel の既定の動きとして、下に移動するように設定されているからです。

しかし、作業内容によっては【Enter】を押したあと、セルが右方向へ移動してほしい場合もありますよね。今回は、そんなときに便利な機能をご紹介します。

①ファイルタブ →その他→オプションをクリック
②詳細設定 を選択→【Enter キーを押した後にセルを移動する】の【方向】を変更します
③画面を閉じて、セルの動く方向が変更されているか確認
※元に戻したい場合は上記の設定から方向を【下】に変更してください。

Excelをより効率よく、快適に活用するためにも、自分の使いやすいようにカスタマイズしてみてくださいね！

Excelで関数を使用して計算した際に、ミスがないか確認したいと思うことはありませんか？
そんなときに便利なのが簡易計算機能【オートカルク】です。

【オートカルク】は選択したセル範囲のデータの個数、数値の個数、合計値、平均、最小値、最大値をステータスバーに表示してくれる機能です。
一時的に表示されるので、データ集計時の確認や、データの整合性確認としても使用できます。

使い方は簡単。
確認したい数値が入力されているセル範囲を選択するだけです。

セル範囲を選択してもステータスバーに数値が表示されない場合は、ステータスバーを右クリックして、表示したい項目にチェックを入れると表示されます。
表作成のダブルチェックに是非活用してみてくださいね！

Excelでデータをまとめる際に、シートが増えすぎて使用したいシートがどこにあるかわからなくなってしまったことはありませんか？
そんなときも一瞬でシートを見つける方法があるのです！ 以下、流れに沿ってご紹介します。

①Excelのシートの左下にある『見出しスクロールボタン』の上で右クリック
②シートの一覧が表示されるので、開きたいシートを選択
③選択したシートが開かれます

この方法を知っておけば、Excelでシートが行方不明になっても簡単に見つけることができます。
覚えておくととても便利ですよ！

Excelで表を作成した際に、数値の変化を視覚的にわかりやすくしたいと思ったことはありませんか？
そんなときに便利なのが【データバー】です。

【データバー】はセルに入力してある値に応じて、そのセル内にバーを表示することができます。

次に挿入方法をご紹介します。
①データバーを表示させたいセルを選択
②ホームタブ→条件付き書式ボタン→データバーを選択
③一覧から好みのデータバーを選択
④セル内にデータバーが表示されます

【データバー】はグラフ作成よりも簡単に挿入することができるので、数値の変化を手軽に視覚的にわかりやすく表現したい方にオススメの機能です。
ぜひ活用してみてくださいね！