えっ!?これって二重敬語なの!?|クイズで敬語力をチェック!
【目次】
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ビジネスシーンにおいて敬語を使う機会は多いですが、この記事をお読みの皆さまは「私の敬語、本当に正しいのかな…」と思いながら文章を書いていませんか?
日本において、敬語は普段から頻繁に用いる表現のため、正しい使い方を意識することが重要です。メールや手紙などで敬語を正しく用いているだけでも、ビジネスマンとしての信頼度が上がります。
自分が何気なく誤った敬語を使用していても、取引先など社外の人は、なかなか間違いを指摘しにくいものです。
だからこそ、普段から自分自身で「正しい敬語を使えているかな」と自問自答する必要があります。
とはいえ、多くのビジネスパーソンはビジネスマナーとして基本的な敬語を勉強しているため、あからさまな間違いは少ない傾向にあります。
特に注意すべきなのは、丁寧な表現を心がけるあまり「二重敬語」になることです。
この記事では、ビジネスシーンでよく用いられている二重敬語について解説します。
私たちが普段仕事をする中で、無意識のうちに使っている敬語表現の中には、意外と二重敬語が隠れていることが多いものです。
皆さまは、次のような文章を一目見たとき、すぐに二重敬語かどうか見分けがつきますか?
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①既に拝見させていただきました。
②こちらではご対応いたしかねます。
③部長がそのように仰られました。
④貴社の社長様がご覧になりました。
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ビジネスの現場では、会話の中でこのような敬語を聞くこともあるはずです。
実際のところ、これらの敬語表現が誤りだったとしても、聞き流す人が大半なのではないでしょうか。
もちろん、上記の「既に拝見させていただきました」を『見ました』で済ませてしまった場合などは、取引先や顧客を不快にさせてしまうかもしれません。
しかし、明らかにぞんざいな扱いをされた場合を除いて、丁寧な表現に関してはそこまで問題視しないケースが多く見られます。
敬語の誤りが問題になるのは、主に書面やメールなどで「相手が自分の文章を読む」ケースです。
自分が書いた文章がそのまま残るため、誤りに気付いてしまうと、恥ずかしい思いをすることでしょう。
取引先と書面・メールでやり取りする機会が多い方は、普段から二重敬語に注意を払うことが大切です。
さて、お待たせいたしました。ここで先ほどのクイズの答えを発表いたします!
答えは以下の通りです。
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【二重敬語】
①既に拝見させていただきました。
③部長がそのように仰られました。
④貴社の社長様がご覧になりました。
【二重敬語ではない】
②こちらではご対応いたしかねます。
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いかがだったでしょうか。
全問正解できなかった方は、間違えた箇所における解説を次のコラムでご覧ください。
次回のコラムでは、クイズの解説だけでなく「二重敬語とは」にも触れていますので、ブックマーク必須です!